設計事務所vs工務店
設計事務所と工務店、頼むならどっち?
住宅を建てようと思ったとき、みなさんはまずどこが頭に浮かぶでしょうか?
名前をよく聞く大手ハウスメーカーから、坪単価が魅力のローコストビルダー、地場の工務店、建築家など、住宅建築の依頼先はさまざまです。
そのなかでも、自分が考えている理想の住まいを建てようと思ったとき、建築家や設計士に頼む方も多いのではないでしょうか。
設計事務所のよいところ
設計事務所はその名の通り、設計に特化した事務所です。ビルや施設を手掛け所員さんもたくさん抱えている大手の設計事務所もありますが、住宅設計を頼むとなると個人または所長さんにアシスタントが数名という小さな設計事務所がその対象になると思います。
設計事務所として住宅をコンスタントに設計されているところは、住まいに求められる設計的な要素をしっかり把握しており、施主のこうしたいという想いをカタチにしてくれることに長けているはずです。
設計事務所の不安点
一方、実際の納まりや構造、温熱的なことなど現場に疎い設計士さんも残念ながら存在します。意匠はかっこいいけど、構造的に無理があったり、温熱的に勉強不足だったりすると、結果として快適な住まいにはなりません。
無理な納まりで雨漏りしたり、大きな窓が熱的な弱点になり夏暑く冬寒い家になったりということは、意匠を重視した結果起こる欠陥だといえます。
また、設計士さんが工務店を相見積もりして選んでいたりすると、価格は抑えられるかもしれませんが、目に言えないところで手を抜かれたり、丁寧な仕事が期待できないことにもなります。
工務店のよいところ
その点、工務店は現場を理解していますから、長年の経験や知識により、こうしたら雨漏りしやすいとか、このほうがコストを抑えて施工できるなどの勘所を押さえている場合が多いといえます。地元に根ざしていますから、小回りも効き、アフターメンテナンスも安心できます。(全ての工務店がそうとはいいませんが)
工務店が弱いところ
工務店はそうしたいい面がある一方、やはり意匠設計は苦手なところが多く、お客さんのいうことをカタチにはするのですが、要望を聴きすぎてまとまりのない家になってしまうことが多いようです。
工務店さんに勤務されている設計士さんの仲にも腕の立つ方はいらっしゃいますが、総じて工務店の設計力は弱いというのが定説といえます。
設計事務所の方が工務店を下にみて発言することが多いのはこの設計に関することが多いのですが、逆に施工に関しては工務店は設計事務所より知識も経験も豊富で、このことで設計事務所と工務店の関係は水と油みたいな言われかたをしたりもします。
どちらも見極めが大事
さて、設計事務所と工務店、と大きな括りでお話してしまいましたが、どちらを選ぶにしても、どんなことが得意で自分たちが建てたいと思う家づくりが叶うのかはしっかり見極める必要があります。
それは工務店なら必ずこうとか、設計事務所なら思い通りの設計ができるとは限らないからです。それぞれの得手不得手を把握して、自分たちが大事にしたいことを叶えてくれる家づくりのパートナーを選んでください。
「三ヶ島のいえ」は、設計事務所と工務店のいいとこどり
「三ヶ島のいえ」は、こうした設計事務所と工務店のよいところを伸ばし合い、苦手なところを補い合う仕組みをもっています。
また、家づくりに対する想いが同じ地元の設計士と協働することで、クオリティが高い住まいをバリューな価格で手に入れることが可能になりました。
同じ設計士さんと継続して組むことで仕上げや納まりを標準化することもでき、設計監理をフルに設計事務所に頼むのと遜色のない仕上がりも期待できます。
餅は餅屋といいますが、まさに互いの職能を活かしきった家づくりができる、それが「三ヶ島のいえ」なのです。